リップル社のブラッド・ガーリングハウス最高経営責任者(CEO)はCNBCとの最近のインタビューで、暗号通貨の将来について大胆な予測を示し、デジタル通貨の時価総額は2025年までに5兆ドル規模に急増する可能性を示唆した。ガーリンハウス氏は、暗号通貨セクターで進行中の展開について、強い楽観論を表明した。
同氏は、ビットコイン上場投資信託(ETF)の出現が暗号通貨の価値を押し上げる重要な原動力になっていると強調した。ガーリンハウスによると、この業界では初めて機関投資家による大規模な投資が行われ、その軌道は極めて重要な転換期を迎えているという。
さらにガーリングハウス氏は、規制当局の承認がもたらす変革の影響を強調し、証券取引委員会(SEC)が複数のビットコインETFを承認したことの重要な役割を指摘した。同氏は、この進展は暗号通貨を正当な資産クラスとしてさらに信頼性を高めるだけでなく、機関投資家による採用の重要な推進力にもなると考えている。
1月初旬のビットコインETFのローンチは、いくつかの記録を打ち破り、目覚ましい成功を収めた。特に3月だけで、これらのETFは1110億ドルという驚異的な取引高を達成した。
さらにガーリンハウス氏は、ビットコインの半減イベントがもたらす潜在的な影響について推測し、暗号セクターの成長にとってもう一つの重要な触媒として機能する可能性を示唆した。同氏は、アナリストが需要の高まりとともに供給ショックの発生を予測しており、これにより主要な暗号通貨が新たな未踏の価値領域へと押し上げられる可能性があると述べた。
ガーリンハウス氏はまた、良好なミクロ金融情勢が近い将来の暗号市場の方向性を左右する重要な要素であると指摘した。一方、リップルと密接に関連する暗号通貨XRPは、時価総額で第7位となっている。
ガーリンハウス氏は最近、暗号通貨メディアに対して批判的な姿勢で、Coindeskがリップル社が新しいステーブルコインの導入後にXRPを放棄する可能性をほのめかしていると批判した。彼はそのような主張を退け、デジタル通貨提供の拡大にもかかわらず、リップル社がXRPへのコミットメントを継続していることを強調した。