起業家、投資家、そして『金持ち父さん貧乏父さん』のベストセラー作家であるロバート・キヨサキ氏は、米国と世界経済に困難な時代が迫っていると信じ、厳しい警告を発し続けている。最近では、さらに一歩踏み込んで「世界史上最大の市場大暴落」を予測している。
キヨサキ氏は 「世界史上最大の暴落に備える 」と公言している。彼は、恐慌につながる可能性もあるこの差し迫った暴落は、自分自身を含む準備のできた人々に大きな富をもたらすと考えている。
彼はまた、現在の米国の指導者たちに対しても強い批判の声を上げており、特にカマラ・ハリス副大統領、ジャネット・イエレン財務長官、ジェローム・パウエル連邦準備制度理事会（FRB）議長を標的にしている。キヨサキ氏は、イエレンとパウエルをテレビの人気キャラクターに例えて、彼らが経済状況を効果的に管理していないとほのめかした。彼はフォロワーに、市場の暴落は憂慮すべきものではあるが、準備のできた人にとっては大きなチャンスでもあるとアドバイスした。
FRBの「犯罪的」手口から資産を守れ
警告に加え、キヨサキ氏は金融指導者たちの「犯罪的」な政策から自分の資産を守る方法についてもアドバイスしている。金、銀、そしてビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）といった暗号通貨への投資を勧めている。キヨサキ氏は、このような資産への投資を選ぶ人々を「反逆者」と呼んでいる。
「金、銀、ビットコインのいずれかに投資している人は、基本的に反逆者です。(ビットコインやイーサリアムはオープンソースであり、FRBも財務省も政治家も手を出せない。
キヨサキ氏は以前、ビットコインなどの分散型金融（DeFi）資産を特に重視していた。最近の世界的な市場低迷は、ビットコイン、金、銀などの資産を、価格が低いうちに蓄積する理想的な機会であると主張した。
キヨサキ氏によれば、勇気ある投資家は、特に他の投資家がためらったり恐れたりしているときにこそ、将来大きな利益を得ることができるのだという。
最近、ビットコインはキヨサキ氏の支持を受けて回復し始めた。暗号通貨は60,000ドルの心理的障壁を超え、2025年初頭には170,000ドルに達すると予測するアナリストもいる。
しかし、キヨサキ氏はこの回復は順調ではないかもしれないと警告しており、ビットコインがこれらの高いレベルに達する前に「激しい暴落」が起こる可能性を示唆している。
キヨサキ氏は、差し迫った壊滅的な市場の暴落について一貫して警告を発している。しかし、彼は個々の調査と注意の重要性を強調している。投資家は彼の予測だけに頼るべきでない。市場環境は急変し、予期せぬことが起こりうるからだ。多額の投資を考えている人は、市場の動向を注意深く観察し、徹底的な分析に基づいて情報に基づいた決断を下すことが肝要である。